郵便局ネットで見守りへ

徳之島町と日本郵政㈱(同町内7郵便局)も包括連携協定を締結(県内7番目)=14日、徳之島町役場

 

 

地域の安心安全
徳之島町と包括連携

 

   
 【徳之島】徳之島町と日本郵便㈱(同町内7郵便局)の包括的連携協定の締結式が14日、同町役場であった。郵便局の人的・物的資源を活用した子どもや高齢者の見守り活動や防災通報など地域の安心安全の確保、町の魅力発信など幅広い包括連携に期待を寄せ合った。

 日本郵便㈱の民営化(2007年10月)以降、各市町村と連携協定を進めているもの。今回の徳之島町は九州管内では73番目(本県内7番目、同島内は天城町に続き2番目)。締結式には町当局および町内7郵便局(亀津、亀徳、井之川、母間、花徳、東天城、手々)の各局長ら関係者が出席した。

 その冒頭、高岡秀規町長は「早期の協定を期待。配達業務での高齢者や子どもたちの安心安全など様々な見守り活動など、郵便局と連携を図ることであらゆる地域活動ができる」。日本郵便を代表、中島秀一・奄美地区連絡会統括局長(東城局長)は「日本郵政は1871年に創業して150周年。同グループはお客様と地域を支える共創プラットフォームを推進。ネットワークを活用して多方面の連携を深めたい」など期待。

 高岡町長と町内7郵便局を代表して中島要・手々郵便局長(奄美地区郵便局長会・徳之島部会長)がそれぞれ調印した。

 郵便局側は①「安心安全な暮らしの実現」(地域見守り活動協力、道路危険か所など情報提供、災害発生時の取り組み、犯罪行為に対する警察との連携)②「地域経済活性化」(町の魅力発信・広報活動に協力、オリジナルフレーム切手など作成)③「未来を担う子どもたちの育成」(郵便局見学・職場体験の受け入れ、手紙振興取り組み)などで協力していく。