芦徳集落でヒマワリ満開

一面に広がるヒマワリ畑=龍郷町芦徳=

シニアクラブ「ハブに気をつけて」

龍郷町芦徳集落に入りしばらく車を走らせると、左手にヒマワリ畑が見える。畑の持ち主は濱口修光=なおみつ=さん(74)。芦徳シニアクラブ(大村允久=のぶひさ=会長(71)・会員約50人)が種を購入し、今年4月にまいたという。約1000平方㍍(約300坪)の畑に満開のヒマワリが並ぶ様子は「まるで映画のよう」と濱口さんは目を細めた。

濱口さん所有の畑は、ハブが来ないようにと管理はしていたが、しばらく何も育てていない状態が続いていたという。芦徳シニアクラブの会員が「せっかくだからきれいな花を植えよう」と提案。ヒマワリを育てるに至った。

「初めてヒマワリを植えた。塩害で花が咲かなかった部分も少しあるが、とてもきれいでうれしい。映画『ひまわり』みたいで、青春を感じる」とにこやかに語る濱口さん。「(島民の方も観光客の方も)ぜひ見に来て、楽しんでほしい。畑に入ってもかまわないが、ハブにはくれぐれも気をつけて。また、駐車場がないので山側に車を寄せて停車を」と呼び掛けている。

「ヒマワリが枯れてしまっても、またみんなで話し合ってきれいな花を植える」と、今後も花畑づくりを楽しみにしているという。