天城町4団体合同清掃活動

天城町商工会など計4団体約100人が参加した合同清掃活動(写真はビーチ石拾い)=3日朝、同町ヨナマビーチ

世界自然遺産登録へ 環境美化に約100 人が汗

 【徳之島】天城町商工会(神田浩生会長)など町内の4団体を中心に関係者約100人が参加した第2回合同清掃活動が3日朝、同町与名間海浜公園(ヨナマビーチ)であった。25日前後に見込まれる世界自然遺産登録を前に、徳之島を代表する海浜レジャー基地のクリーンアップに手を取り合って汗を流した。

 町商工会(青年・女性両部)をはじめJAあまみ天城事業本部、徳之島観光連盟、奄美大島法人会天城支部の4団体。昨年7月、町商工会側が「新型コロナウイルス感染症の余波で沈滞した徳之島観光、地域活力の浮揚に」とアピール。個別の活動とは別に、同町浅間「湾屋(わんや)史跡公園」(西郷南洲翁上陸記念碑公園)を対象に約100人が参加して展開したのが始まり。

 ヨナマビーチには合同清掃開始の午前7時までに掃除用具や草刈り機などを手に参加した。町当局や町議会など関係者も呼応。中にはトラックや大型重機を自ら運転しての参加者も。「梅雨明け宣言」日となった汗ばむ陽気の下、海水浴場ビーチ内のゴロタ石の除去や広い園地内の雑草の処理、芝刈り作業などに約2時間、人海戦術で貢献した。

 町商工会の神田会長(60)=5月就任=は「世界自然遺産登録も控え、まずは自分たちに出来ることからと呼び掛けた。登録されてコロナが収束すると、来島者は一気に増えると思う」。また「商工会法施行と町制施行も60周年。そして私も今年満60歳。合同清掃の呼び掛けに町全体で動いていただき感謝。場所を変えて継続していきたい」と気を吐いた。