大和村ワクチン接種

12~15歳の予約スタート
初日、対象者34人中5人が受付
964人が2回接種完了、接種率は75%

 

 

 大和村は5日、新型コロナウイルスワクチン接種を希望する12~15歳の予約受付を開始した。対象者は34人で、初日は5人の申し込みがあった。同村では、4日までに集団接種が終了。今後は、同村大棚の大和診療所での個別接種を行うことになっており、16歳以上の接種希望者と一緒に、12~15歳の希望者についてもワクチン接種を実施する。

 村保健福祉課によると、16歳以上の対象者1284人のうち、2回目の接種を終えたのは964人で、接種率は75%。内訳は65歳以上が640人中557人で接種率87%、16歳~64歳が644人中、407人で同63%となっている。16~64歳では1回目のみを終えている人も144人いることから、最終的な接種率は85%程度となる見込みという。

 同村では今後、1回のみの接種者や未接種者を対象にした個別接種を、大和診療所で行うことにしており、同診療所で予約を受付けている。

 5日からは、さらに対象年齢を拡大し、12~15歳の予約も開始した。予約受付後は、一定数の希望者が集まった段階で、接種を実施する。同診療所は「接種人数などを調整し、しっかり対応したい」としており、個別接種が順調に進めば、8月末にはほとんどの希望者の接種が終了する見込みという。

 村保健福祉課は「4月の集団接種開始以降、順調に進んでいる。できるだけ早く、希望者全員が2回の接種を受けられるようにしたい」としている。

 同村は高齢化率約40%と高いことなどから、国の先進的な取り組み事例として、優先的なワクチン配分が行われた。4月12日から鹿児島市とともに県内の自治体でいち早く65歳以上の高齢者接種がスタート。16歳~64歳の一般向け接種も奄美群島で先行し、6月5日から行われている。