大城小(和泊町)と沖縄の子ども達 オンライン交流

テレビ画面を通して今帰仁村の子ども達に質問する大城小の児童=和泊町=

今帰仁スイカ届く「甘くておいしい」

 【沖永良部】和泊町立大城小学校(田邊ツル子校長)の5・6年生15人と沖縄県の今帰仁村立今帰仁小学校の5年生50人が8日、給食時間にオンラインで交流した。両校の給食に登場した今帰仁村の特産品「今帰仁スイカ」を味わいながら親睦を深めた。

 友好都市協定を結んでいる和泊町と今帰仁村による食材交流プロジェクトの一環。今年2月、和泊町から特産品の赤土バレイショ300㌔を送り、先週、今帰仁村からスイカ40玉が届いた。スイカは、この日の給食メーニューとして町内の小中学校とこども園に振る舞われた。

 交流会は、給食時間に合わせて両校をビデオ会議システムでつなぎ、開催した。

 今帰仁村の子ども達は、スイカの糖度の高さや成分などを説明し、「夏のハウスの中は気温が50度を超す。農家は、おいしいスイカを届けるために一生懸命作っている」と伝えた。

 大城小の児童らは「1個の値段はいくら」「ビニールハウスで栽培するのはなぜ」「収穫するまでの期間はどのくらい」などと質問した。

 5年の伊集院琉生さん(11)は「今帰仁村のことをたくさん教えてくれた。スイカを食べた瞬間、甘さが一気に広がってとてもおいしかった」。6年の伊集院巧さん(11)は「シャキシャキした食感が最高だった。次の交流が楽しみ」と話した。