奄美ワクチンセンターに七夕飾り

待合スペースに飾られている七夕飾り

接種会場にも願いがぎっしり

短冊に願いを込めて
介護事業所協の実行委が企画・設置

 奄美市名瀬の奄美ワクチンセンター(奄美文化センター)に、七夕飾りがいくつも設置されており、場を和ませている。受付や待合スペースだけでなく、接種会場にも。日夜、新型コロナウイルス感染症対応に尽力している医療従事者、介護従事者、行政職員に感謝を表すとともに、みんなが「七夕飾りや短冊を見て少しでも心を休めてもらえれば」という思いから企画。奄美大島介護事業所協議会(盛谷一郎会長)の事業所・施設が法人の垣根を越えて組織した「七夕飾りコンテスト実行委員会(中村千登勢実行委員長)」が中心となって企画・設置した。設置期間は旧暦七夕(8月中旬)まで。

 龍郷町役場の職員で、週1回ワクチンセンターの受付スタッフをしている岡島修平さん(40)は「いいなあ、と思った。七夕らしくて。『コロナに負けるな』という短冊がいっぱいあって、ああ、そういう年なんだなあと実感した」。週5日ワクチンセンターで受付スタッフをしている園田花鈴=かりん=さん(26)は「受付をお待ちいただく待合スペースがにぎやかになり、とても雰囲気が明るくなった」とにっこり。ワクチン接種後に待機の案内をしている看護師の田畑梨絵さん(37)は「華やかになってとてもいい。願い事が『コロナが終わったらこうしたい!』という前向きなものが多く、いいなあと思った。早くそういう世の中になったらいい」と笑顔で話した。