川辺の時間楽しむ

あまみ子ども劇場招待し交流した名音川の川開き

 

 

大和村名音川で川開き
子ども劇場招き水遊びや昼食で交流
名音大学

 

 

 奄美大島最高峰の湯湾岳から流れる大和村の名音川で11日、夏の到来を告げる「川開き」があった。神酒などで川を清め、入口に備えた人気漫画・ドラえもんの秘密道具をイメージした「どこでもドア」をテープカット。子どもや大人が一斉に川に飛び込み、水遊びや昼食で川辺の時間を楽しんだ。

 同村名音集落で地域おこしを続ける名音大学(國副平剛学長)が主催。川遊びで交流を図ることで、移住・定住へつなげたいとの狙いもある。

 この日は、以前から名音川での交流を希望していたあまみ子ども劇場のメンバーを招待。午前中は草刈り、川の危険物も取り除くなど、安全面にも配慮し出迎えた。

 安全祈願を終えると子どもたちは川に飛び込み水遊び。浮き輪を抱えて手作りブランコや水鉄砲に興じるなど、まだ冷たい水を浴びながら大きな声を響かせた。

 大人らは、水辺に設置したテーブルを囲んでキムチ鍋。自然に囲まれた貴重な空間での会話や昼食に心を癒した。

 招待を受けたあまみ子ども劇場のメンバーらは「泳ぎやすい川で、子どもより大人の方が楽しんでいた。名音の子どもたちともふれあえてよかった」とご満悦。國副学長は「プロモーションビデオなどの効果もあり、最近は名音川を訪れる観光客も増えてきた。これからも心癒す場所、ふれあえる場所としてさらに盛り上げていきたい」と話した。

 なお、学員が手作りの「どこでもドア」は今後、集落の景勝地に設置。1週間単位で場所を変えながらインスタ映えポイントとして集落のアピールに役立てていく。