オンラインで「ヤフー」見学

オンライン会社見学会に参加した生徒ら=和泊町立城ヶ丘中学校=


ライブ中継されたヤフーのオフィス

コロナ後の働き方知る 和泊町立城ヶ丘中学校
情報技術で便利に

 【沖永良部】インターネットを介して様々なサービスを展開するヤフー㈱(本社、東京)のオンライン見学会が14日、和泊町立城ヶ丘中学校(大野暁校長)であった。全校生徒30人が参加し、インターネットの歴史やコロナ禍で変化する働き方について理解を深めた。

 キャリア教育の一環でヤフーが主催。城中のほか、肝付町立内之浦中学校、阿久根市立鶴川内中学校、十島村立平島小・中学校をオンライン会議システムでつなぎ、4校合同で行われた。

 ヤフーCSR推進室の大野憲司さんが講師を担当。ヤフーが誕生した1996年当時、国内全体のインターネット世帯普及率が3・3%だったのに対し、2020年は90%以上になったと説明し、「利用者が増え、解決したい課題も増えている。現在、100以上のサービスを提供しているのは、たくさんの課題解決をしてきた結果」と話した。

 オンラインオフィスツアーでは、新型コロナウイルスの影響を受ける前の東京本社オフィスの様子を動画で見せた後、現在の状況をライブ中継した。

 在宅勤務をしている社員2人も登場し、そのメリットとして「通勤時間が少なくなった」。デメリットは「外に出る機会が減り運動不足になる」などと話した。また、ウィズコロナ時代の新しい働き方として▽どこでもオフィス▽フレックスコアタイム撤廃▽副業OK▽週休3日も可能―などの制度を紹介した。

 城中3年の市来瑛杜さん(14)は「ヤフーには、たくさんのサービスがあると知って驚いた。将来は自衛隊に入りたいと思っているので、インターネットで検索して調べてみたい」と語った。