親子40人、おはなし会

飛び入りした奄美看護福祉専門学校学生と親子40人が楽しんだ「おはなし会」

奄看学生飛び入り、子ども笑顔
歌や手遊び楽しむ

 奄美わらべうたの伝承を実践する嘉原カヲリさんが講師を務める「あまみ子どもライブラリー・おはなし会(特別版)」が18日、奄美市名瀬の県立奄美図書館であった。奄美看護福祉専門学校のこども・かいご福祉学科学生8人が飛び入りゲストで登場。親子連れら約40人とわらべうたや手遊びを楽しんだ。

 おはなし会は、21年目を迎える同館の名物企画。0~3歳児の親子を招き、月1回のペースでわらべうたや絵本の読み聞かせを披露している。

 学生らは保育・介護授業の一環でふれあう機会をつくろうとゲスト参加。事前に打ち合わせた上で、歌遊びなどで嘉原さんやメンバーをサポートした。

 嘉原さんは「カクカクカクレンボ」「カマチワタ」など、奄美のわらべうたも交えながら手遊びを次々と披露。絵本の読み聞かせや集団遊びもあり、親子らがスキンシップしながら楽しんだ。

 学生らもカラフルな花模様で飾った自作の手袋を用意し、手袋あそびの発表に挑戦。手先を器用に動かし「お花が笑った」と歌うなど、子どもたちを笑顔にした。

 同科1年の前島孝平さんは「少し難しかったけど、子どもが笑顔で応えてくれてうれしかった。現場に出た時に生かしたい」。嘉原さんは「親子でもふれあう機会は減ってきている。若い人もどんどん学びに来てほしい」と笑顔だった。