「背浮き」の練習をする子どもたち
自分の命は自分で守ろう 笠利町
B&G海洋センター
奄美市笠利町のB&G海洋センターは「海の日」の22日、同センターの屋内プールでドルフィンスポーツ少年団に通う小学3年生から6年生17人を対象に「水辺の安全教室」を開いた。夏休みに入り海や川、プールで遊ぶ機会も多く、着衣水泳で、水難事故から身を守ることや、救助方法を学んだ。
この日は同センターの登尾誠治主任(48)と職員の開真美さん(35)が講師を務めた。紙芝居を使いクイズ形式で自身や友人が溺れた時の対処法を説明。水の事故は身近で発生、年間小中学生の水難事故が200件以上起きていることも伝えられた。
着衣水泳では、ライフジャケットを正しく装着することを説明。開さんは「ライフジャケットは海、川だけでなく災害時、避難するとき自分の命を守るため着用してほしい」とアドバイスした。プールに入った子どもたちは交互に溺れる側と救助側に分かれ訓練。ペットボトルや発泡スチロール、漂流物を投げ、溺れている人を救助する実践も行った。また、水面で仰向けに大の字になり浮力を確保する「背浮き」の練習も実施した。
登尾主任は「楽しく覚えてもらえば良い。視野を広げ、自分の命は自分で守る」ことを強調した。
教室に参加した赤徳小3年の實川佑之助さんは「もし溺れたときに色々なことが起こることを知った。人が溺れたら助けたい」と話した。