県は12日、新型コロナウイルスの感染者が新たに154人確認されたと発表した。1日の感染者数としては、11日の108人を上回り、2日連続で過去最多を更新、この1週間で感染者が倍増した。また、徳之島町の接待を伴う飲食店で発生したクラスター(感染者集団)で、新たに7人の感染を確認、11日に感染が確認された同町の30代女性1人の関連も判明。このクラスターによる感染者は8人増え14人となった。
奄美関連の感染者は、徳之島町が20代~40代の男女5人、伊仙町が20代~30代の男女3人、喜界町が30代~40代の男女3人、奄美市が20代男性と60代女性の2人、与論町が90歳以上女性と80代男性の2人。5市町で計15人の感染が判明した。
徳之島町の飲食店のクラスターで新たに感染が判明したのは、同町の20代~40代の男女4人と伊仙町の30代男性のほか、鹿児島市の20代男性と福岡県の40代男性の計7人。また、県が11日に同町の20代女性と発表した1人は埼玉県在住で、同日以降の同町の感染者数は計17人になった。
このほか、奄美市の60代女性が、龍郷町の障がい者施設のクラスター関連で、このクラスターによる感染者は計17人となった。
喜界町は30代~40代の男女3人が感染。同町では昨年12月以来となる感染となった。また、与論町でも90歳以上の女性と80代の男性の計2人が感染した。
奄美関連の15人ほかに感染が確認されたのは、鹿児島市82人、西之表市14人、霧島市と姶良市が8人、垂水市と志布志市がそれぞれ3人、出水市、薩摩川内市、大崎町でそれぞれ2人、日置市、枕崎市、指宿市、南九州市、鹿屋市が各1人、県外から訪れた10人。累計の感染者数は計4831人となった。11日現在、252人が医療機関に入院、311人が宿泊施設で療養、85人が自宅待機している。