住民らが先祖供養

位牌を前に手を合わせる参加者ら=知名町屋子母公民館=

知名町屋子母でお盆会

 【沖永良部】知名町屋子母集落の住民ら25人が13日、同集落公民館でお盆会を開いた。参加者は、位牌を前に手を合わせ、故人を偲んだ。

 同集落では、初盆の家を住民らが回って供養する風習があったが、高齢者が増えたことなどが理由で廃止した。それに代わるものとして、昨年からお盆会を開催している。

 会場には、初盆を迎えた故人の位牌や先祖の位牌が飾られた。僧侶がお経をあげ、参加者が一人ずつ焼香した。

 同集落福祉部長の村野窪池さん(75)は「これまでの風習はなくなってしまったが、形を変えて住民が集まる機会を作れた。これからも続けていきたい」と話した。