県内感染158人、3日連続更新

新型コロナ 喜界島も最多13人、徳之島3町18人、うちクラスター10人

 県は13日、新型コロナウイルスの感染者が新たに158人確認されたと発表した。1日の感染者数としては、12日の154人を上回り、3日連続で過去最多を更新した。奄美関連では、喜界町で新たに13人の感染を確認。同町で10人を超える感染者が確認されるのは初めて。同町は、町内の医療体制が逼迫しつつあるとし、町民に最大級の警戒を呼び掛けている。また、徳之島3町で計18人が感染、うち10人は徳之島町の接待を伴う飲食店で発生したクラスター(感染者集団)関連だった。このクラスターによる感染者は計24人となった。

 奄美関連の感染者は、喜界町が10代~50代の男女13人、徳之島町が10歳未満~60代の男女13人、伊仙町が30代の男女4人、天城町が30代男性1人。奄美関連の感染者は計31人だった。

 喜界町の13人のうち、3人は感染者との接触が確認されておらず、感染経路は不明。残る10人は濃厚接触者など感染者との接触が確認されている。1人が医療機関に入院、12人は自宅待機となっている。

 徳之島町の飲食店のクラスターで新たに感染が判明したのは、徳之島町の20代~50代の男性6人と伊仙町の30代男女3人、天城町の30代男性の計10人。

 奄美関連の31人ほかに感染が確認されたのは、鹿児島市95人、霧島市6人、日置市と鹿屋市がそれぞれ3人、姶良市と東串良町が2人ずつ、南さつま市、薩摩川内市、志布志市、大崎町、垂水市が各1人、県外から訪れた11人。累計の感染者数は計4989人となった。12日現在、261人が医療機関に入院、337人が宿泊施設で療養、137人が自宅待機している。

 また、新たに1人の死亡が発表され、県内の死者は42人となった。