新型コロナ 県内過去最多の245人感染

奄美群島7市町村42人
奄美市と喜界町で最多13人

 県は17日、新型コロナウイルスの感染者が新たに245人確認されたと発表した。1日の感染者数としては過去最多で、初めて200人を超えた。奄美関連では、奄美市、大和村、瀬戸内町、喜界町、徳之島町、天城町、与論町の7市町村で計42人の感染を確認。うち、徳之島町の徳之島徳洲会病院で発生したクラスター(感染者集団)の感染者は5人。このクラスターの感染者は計13人となった。同町の飲食店クラスターの新たな感染はなかった。

 奄美関連の新規感染者は、▽奄美市13人(10代~70代男女)▽喜界町13人(20代~70代の男女)▽徳之島町9人(10歳未満~80歳代の男女)▽与論町3人(40代~90歳以上男女)▽大和村2人(10代と40代男女)▽瀬戸内町1人(60代男性)▽天城町1人(80才代女性)。うち、徳之島町の4人と天城町の1人は、同病院のクラスター関連だった。

 奄美市の13人は、1日の感染者数としては、今年4月30日と並んで過去最多となった。また、喜界町の13人も今月13日と並び最多。同町では連日、10人前後の感染が続いており、累計の感染者数は52人となった。 奄美関連の42人のうち、医療機関に入院したのは13人で、29人が自宅待機となっている。

 奄美関連の42人のほかに感染が確認されたのは、鹿児島市113人、伊佐市16人、霧島市12人、薩摩川内市と姶良市が10人、出水市8人、屋久島町5人、指宿市4人、鹿屋市、志布志市、日置市がそれぞれ2人、枕崎市、さつま町、曽於市、垂水市、中種子町、東串良町が各1人。

 感染者は県内24市町村のほか、県外13人を合わせ計245人で、 うち31人の感染経路が分かっていない。奄美関連の感染経路不明者は11人(奄美市8人、喜界町2人、瀬戸内町1人)だった。

 累計の感染者数は計5689人。16日現在、321人が医療機関に入院、うち重症者は2人。宿泊施設の療養者は344人。自宅待機者は、前日比113人増の476人となり、入院患者、自宅療養者ともに過去最多となった。