提灯とともに先祖の霊を迎え入れた墓参客ら＝20日午後１時、奄美市永田墓地＝
永田墓地 提灯や花携え
旧暦７月13日にあたる20日は旧盆の迎えの日。各地で提灯や花を携えた墓参客の姿が見られた。
市営と民営を合わせて５千ほどの墓がある奄美市名瀬の永田墓地には、午後にも絶え間なく人が訪れ、先祖の霊を迎え入れていた。
参拝者は炎天下、墓を清め、持参した花やお酒などを供えて手を合わせた。家族６人で訪れた中江吉孝さん（43）は「コロナの影響で島内の家族のみではあるが、今年も無事に先祖を迎えられてよかった」と、ほっとした様子で話した。
市は同日、同墓地周辺で交通規制を実施。旧盆送りとなる22日も、午後１時から同７時まで規制するため、公共交通機関や周辺の民間駐車場の利用を呼びかけている。