子どもたちは稲刈り体験を楽しんだ
黒米作り・あぶし会 親子ら12人、楽しむ
黒米作りサークル・あぶし会(城村典文会長)は21日、奄美市名瀬の芦花部集落の水田で恒例の「稲刈り」を行った。参加した親子など12人は、田植えから4カ月が過ぎ、約20㌃の田んぼに実った無農薬の稲穂を昔ながらの手作業、カマを使って稲刈り体験を楽しんだ。
同会は、米づくり体験を通して、稲作や田園風景の伝承、協働や共助を学ぼうと今年で19回目の活動。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて規模を縮小して実施した。
城村会長は「子どもたちが体験し、この田園風景を残したい」とあいさつ。「白米は3カ月、黒米は4カ月で稲穂が実り刈れる」と説明した。
昨年は35㌔だった収穫量が、今年は約150㌔収穫出来る見込みという。収穫した黒米は天日干し、脱穀して島内の一部店舗でも販売される。
親子で参加した朝日小3年の松下快弥くんは「今年で2回目。田植えから参加している。楽しい」と慣れた手つきで稲を刈り取った。