県は21日、新型コロナウイルスの感染者が新たに231人確認されたと発表した。5日連続の200人越えで、過去4番目に多い人数となった。自宅待機の感染者も急増、20日現在の自宅待機者は1076人と、過去最多となっている。奄美関連では、奄美市が13人と最も多く、8月の感染者はこれで計76人となった。このほか、龍郷町、喜界町(鹿児島市発表)、徳之島町、天城町、伊仙町、与論町でも感染を確認、奄美群島の感染者は7市町で計28人だった。うち、徳之島町の徳之島徳洲会病院で発生したクラスター(感染者集団)の感染者は新たに5人増え、34人。同町の飲食店クラスターも1人増え、37人となった。
奄美関連の新規感染者は▽奄美市13人(10代未満~60代男女)▽龍郷町1人(40代女性)▽喜界町3人(10歳未満~30代男女)▽徳之島町6人(20代~50代男女)▽天城町2人(30代男性、60代女性)▽伊仙町2人(20代女性、80代男性)▽与論町1人(40代男性)。うち、徳之島町の3人と天城町、伊仙町の各1人の計5人は、同病院のクラスター、徳之島町1人は同町飲食店のクラスター関連だった。
奄美関連の感染者25人(喜界町の3人を除く)のうち、医療機関に入院しているのは4人で、2人が宿泊施設で療養、19人が自宅待機となっている。
奄美関連の28人のほかに感染が確認されたのは、鹿児島市119人、薩摩川内市18人、霧島市13人、伊佐市10人、鹿屋市7人、姶良市5人、出水市とさつま町がそれぞれ4人、指宿市と日置市、南種子町が各3人、枕崎市、垂水市、肝付町、屋久島町が各2人。南さつま市、いちき串木野市、志布志市、長島町が各1人。
感染者は県内26市町のほか、県外の2人を合わせ計231人で、うち41人の感染経路が分かっていない。奄美関連の感染経路不明者は奄美市の3人だった。
累計の感染者数は計6615人。20日現在、367人(前日比10人減)が医療機関に入院、うち重症者は3人。宿泊施設の療養者は248人(同16人減)。自宅待機者は、1076人(同168人増)となり、自宅待機者は1千人を超え、過去最多を更新した。