奄美群島6市町で12人

県内160人、2人死亡 徳之島クラスター・病院6人
新型コロナ

 県は22日、新型コロナウイルスの感染者を新たに160人確認したと発表した。奄美関連は、奄美市、瀬戸内町、喜界町、徳之島町、天城町、伊仙町の6市町で計12人の新たな感染を確認。うち徳之島徳洲会病院で発生したクラスター(集団感染)の感染者は6人で、計40人になった。

 奄美関連の新たな感染者は▽奄美市2人(50代~60代男女)▽瀬戸内町1人(30代女性)▽喜界町2人(10代男女)▽徳之島町4人(20代~80代女性)▽天城町2人(70代~80代男女)▽伊仙町1人(90歳以上女性)。うち徳之島町、天城町、伊仙町の70代~90歳以上の男女計6人が徳之島徳洲会病院のクラスター関連だった。

 奄美関連12人のうち、6人が医療機関に入院、1人が宿泊施設に入所、5人が自宅待機している。感染経路不明は奄美市60代男性、瀬戸内町30代女性、徳之島町20代女性の3人となっている。

 県内ではこのほか、鹿児島市97人、薩摩川内市9人、伊佐市と姶良市7人、霧島市6人、指宿市6人、鹿屋市4人、南さつま市3人、大崎市、いちき串木野市、日置市がそれぞれ2人などの新たな感染者を確認。200人を下回るのは6日ぶり。

 また県は、感染者2人の死亡を発表。県内の死者は計44人になった。

 県内の累計患者数は6775人で、21日現在384人が医療機関に入院しており、うち4人が重症で71人が中等症。宿泊施設の入所者は255人で、1217人が自宅待機している。

 このほか県は、軽症患者らを受け入れる宿泊療養施設を新たに西之表市に開所したと発表。1棟・37室で民間ホテルを借り入れた。