県内240人、4日ぶり200人超

新型コロナ 奄美、新たに5市町17人
薩摩川内市児童施設でクラスター

 県は25日、新型コロナウイルスの感染者を新たに240人確認したと発表した。200人を超えたのは21日以来4日ぶり。奄美関連は5市町17人で、うち1人が徳之島町の会食、5人が徳之島徳洲会病院のクラスター(感染集団)関連で累計はそれぞれ43人と61人になった。また薩摩川内市の児童施設では、この日までに利用者や職員など12人が感染したとして、県内59例目のクラスターに認定した。

 奄美関連の新規感染者は▽奄美市8人(10代~60代男女)▽瀬戸内町1人(10歳未満女性)▽徳之島町3人(50代~90歳以上男女)▽天城町4人(40代~80代男女)▽伊仙町1人(50代女性)。うち徳之島町の50代女性が同町の会食で発生したクラスター関連。徳之島町90歳以上と70代男性、天城町80代と60代女性、伊仙町50代女性が徳之島徳洲会病院のクラスター関連だった。

 奄美関連17人のうち、6人が医療機関に入院、1人が宿泊施設に入所、10人が自宅待機。奄美市の60代男女、40代女性、10代女性の計4人の感染経路がわかっていない。

 なお、薩摩川内市の児童施設では、利用者が特定できているとして施設名は公表していない。

 この日はこの他に、鹿児島市148人、霧島市26人、鹿屋市12人、伊佐市10人、姶良市7人、薩摩川内市5人、南さつま市、志布志市、指宿市、さつま町で各2人などの新規感染者を確認した。

 県内の累計患者数は7353人で、24日現在397人が医療機関に入院しており、うち4人が重症で92人が中等症。宿泊施設の入所者は280人で、1216人が自宅待機している。