龍郷町ファミサポ 利用会員登録は68人に増加

開設から約1年5カ月が経過した「龍郷町ファミリー・サポート・センター」。サポート会員が幼児の預かりをしている様子(提供写真)

サポート会員登録は45人「地域で子育て支援」の体制充実

 「地域での子育て支援、徐々に理解を得て体制充実」―。昨年4月1日から運営開始した「龍郷町ファミリー・サポート・センター」では、今年8月25日現在の利用会員(育児・家事の援助を受けたい人)登録人数は68人に増えている。一方、サポート会員(育児・家事の援助を行いたい人)登録人数は45人となっている。利用会員、サポート会員の両方に登録している「相互会員」が3人いる。センター開設から約1年5カ月が経過した。今年3月からアドバイザーを1人体制から2人体制とし、情報発信方法を充実し、会員家族らの交流会なども企画してきた。

 昨年4月、龍郷町社会福祉協議会が町からの委託を受け、同センターの運営を開始。町社協がある町保健福祉センターどぅくさぁや館内に同センターを開設した。

 アドバイザーは、利用会員とサポート会員との連絡調整し、援助活動を支援している。今年2月までは中原千恵美さんが1人でアドバイザーを担ってきたが、3月から田中悠香さんが加わり、2人体制となった。「田中さんは、ファミサポ専属であり、利用会員らを拡大していくための声掛けや説明資料作成、町子ども子育て応援課職員との連携などセンター運営は充実してきている」(中原さん)。

 センターによると、サポート会員45人のうち、男性は5人(40歳代1人、60歳代4人)。女性は40人(40歳代~70歳代)。

 サポート会員の今年7月~8月25日までの活動実績を見ると、①保育所等への送迎13件②保護者の外出または病気の場合の預かり8件③産前産後の育児等の援助4件④保育所・学童保育終了後の預かり1件⑤その他4件。

 昨年12月に「龍郷町ファミサポだより」第1号を発行し、今年8月に第4号を発行。活動内容等を紹介している。

 情報発信の充実対策として、今年3月から「インスタグラム」(@tatsugofamisapoで検索)を始めた。ホームページ等でも情報発信している。「ファミサポの存在をインスタグラムで知った、と話す保護者もいた。相談しやすいのではないか」(同センター)。

 今年、「第1回ファミサポ交流会」を開き、利用会員の親子4組、サポート会員5人が参加した。今年6月20日と7月4日には「アロマ虫よけスプレー作り&ファミサポ交流会」を開き、町地域おこし協力隊の森まゆみさんが講師を務めた。1回目は利用会員ら5組15人、2回目は5組14人が参加した。

 活動については、「広報たつごう」9月号でも紹介している。