改訂版図鑑を寄贈

図鑑を託す徳之島虹の会の政理事長(右)=26日、徳之島町

徳之島虹の会 島内33施設に計250冊

 【徳之島】徳之島で自然保護活動などに取り組むNPO法人「徳之島虹の会」(政武文理事長)は26日、同会発行の写真図鑑『いのちつながる徳之島・改訂版』計250冊を、島内の保育施設や小中高校など計33施設に寄贈。「世界自然遺産登録された島の自然に意識を」などと期待を寄せた。

 同写真図鑑・改訂版はA5判、全2百ページ。製糖関連企業の助成事業で2014年、日ごろの自然保護活動などを通じ会員たちが撮影した同島の希少動植物など自然を写真や解説文で紹介。改訂版では天城町浅間の水中鍾乳洞「ウンブキ」や同町西阿木名の「下原洞穴遺跡」、伊仙町小島の「小原海岸」なども追加したという。

 徳之島町教育委員会への同町内分の贈呈式で政理事長は「世界自然遺産の島の自然に、児童生徒や教職員の方々も意識を深めて欲しい。島に関する自然を網羅。島の自然を学ぶ参考書籍に活用いただきたい」。同教委・学校教育課の尚康典課長は「世界自然遺産に登録され、島の良いところを理解できると思う」と話していた。

 価格は1800円(税別)。島内の空港やホテルなどでも販売。問い合わせは虹の会(電話0997‐86‐3575)へ。