県内148人、奄美5市町16人

新型コロナ 霧島市の接待伴う飲食店でクラスター

 県は27日、新型コロナウイルスの感染者を新たに148人確認したと発表した。1日の感染者が100日を超えるのは17日連続。奄美関連は5市町16人で、うち伊仙町の5人が徳之島徳洲会病院のクラスター(感染集団)関連で累計はそれぞれ67人になった。また霧島市の接待を伴う飲食店では、この日までに8人が感染したとして、県内60例目のクラスターに認定した。

 県によると奄美関連の新規感染者は▽奄美市5人(10代~50代男女)▽龍郷町1人(20代男性)▽徳之島町2人(40代男性、50代女性)▽天城町2人(10代と80代男性)▽伊仙町6人(10代~90歳以上男女)。うち伊仙町の50代男性を除く5人が徳之島徳洲会病院のクラスター関連。奄美市40代と10代男性の2人は鹿児島市サークル活動のクラスター関連だった。

 奄美関連16人のうち、2人が医療機関に入院、1人が宿泊施設に入所、13人が自宅待機。うち徳之島町の40代男性、奄美市の50代と40代男性、龍郷町20代男性の計4人の感染経路がわかっていない。

 なお、霧島市の接待を伴う飲食店では、利用者が特定できているとして施設名を公表していない。

 この日はこの他に、鹿児島市76人、鹿屋市15人、薩摩川内市、霧島市、姶良市で各6人、日置市、垂水市で各4人、伊佐市3人などの新規感染者を確認した。

 県内の累計患者数は7693人で、26日現在374人が医療機関に入院しており、うち5人が重症で93人が中等症。宿泊施設の入所者は307人で、1396人が自宅待機している。

 また県はこの日、これまでの新型コロナウイルス感染者489人を検査したところ、466人が「L452R」と判明したと発表した。陽性率は95・3%。