県内157人、奄美は8市町20人

新型コロナ 18日連続100人超え
8月発生のクラスター15件に

 県は28日、新型コロナウイルスの感染者が新たに157人確認されたと発表した。18日連続で100人を超えた。また、県内では鹿児島市の医療機関と日置市の事業所で、県内61、62例目となるクラスター(感染者集団)が確認された。8月に発生したクラスターはこれで15件となった。奄美関連は、奄美市、瀬戸内町、龍郷町、喜界町、徳之島町、天城町、伊仙町、与論町の8市町で計20人が感染。島別の感染者数は奄美大島10人、喜界島5人、徳之島4人、与論島1人。うち、徳之島町の徳之島徳洲会病院のクラスター関連は2人で、同クラスターの感染者は計69人となった。

 奄美関連の新規感染者は▽奄美市8人(10歳未満~80代男女)▽瀬戸内町1人(30代男性)▽龍郷町1人(60代女性)▽喜界町5人(10歳未満~70代男女)▽徳之島町2人(70代と90歳以上女性)▽天城町1人(20代女性)▽伊仙町1人(20代女性)▽与論町1人(70代男性)。うち、天城町の1人は同病院のクラスター関連だった。

 奄美関連の感染者のうち、医療機関に入院しているのは4人で、2人が宿泊施設で療養、14人が自宅待機となっている。

 県確認の新規感染者72人のうち感染経路不明者は17人で、うち奄美関連は9人(奄美市6人、龍郷町1人、喜界町1人、徳之島町1人)の感染経路が分かっていない。

 鹿児島市内の医療機関で発生したクラスターの感染者は、30代~80代の男女7人で、医療機関関係者2人と入院患者5人。同市は接触者が把握できていることから医療機関名については非公表としているが、同市の「いまきいれ総合病院」がホームページで院内クラスターが発生したことを公表している。

 日置市の事業所クラスターの感染者は、10歳未満~50代の男女9人。内訳は職場関係者が7人、その親族が2人。

 奄美関連のほかに感染が確認されたのは、鹿児島市86人、霧島市と鹿屋市が12人、薩摩川内市6人、伊佐市、垂水市が5人、いちき串木野市、大崎町、中種子町がそれぞれ2人、日置市、姶良市、曽於市、志布志市、湧水町が各1人。

 感染者は県内22市町で計157人。累計の感染者数は計7850人。27日現在、412人(前日比4人減)が医療機関に入院、うち重症者は5人。宿泊施設の療養者は325人(同18人増)。自宅待機者は1344人(同52人減)となった。