20日ぶり2ケタに、奄美市2人はクラスター
新型コロナ
県は30日、新型コロナウイルスの感染者が新たに49人確認されたと発表した。1日の感染者数が100人を下回ったのは、今月10日以来、20日ぶり。50人以下となるのは同4日以来、26日ぶりで、累計の感染者数は8000人を超えた。奄美関連は、奄美市2人、徳之島町1人の計3人で、うち、奄美市の2人は同市の奄美中央病院で発生したクラスター(感染者集団)関連。このクラスターによる感染者は14人となった。
奄美関連の新規感染者は、奄美市が70代男性と40代女性。徳之島町が50代女性。同市の2人は同病院のクラスター関連で、いずれも29日に陽性が判明した。70代男性が医療機関に入院、40代女性は自宅待機している。
一方、奄美中央病院はホームページで、30日午後5時現在、新たに職員1人と患者3人が抗原検査で陽性となったことを報告。「院内で感染が疑われる事例は、入院患者12人、職員4人の計16人」と説明している。
徳之島町の男性は感染者の濃厚接触者。宿泊施設で療養している。
奄美関連のほかに感染が確認されたのは、鹿児島市31人、霧島市と鹿屋市、湧水町が各3人。姶良市と大崎町が各2人。薩摩川内市、曽於市が各1人。県内10市町で計49人の感染が判明。県確認の18人に感染経路不明者はいなかった。
県内の累計感染者数は計8027人。29日現在、397人(前日比8人増)が医療機関に入院、うち重症者は5人。宿泊施設の療養者は460人(同73人増)。自宅待機者は876人(同142人減)となった。