宇検村宇検の船越海岸を出発するチームメンバー6人
船越海岸で一時休憩するチームメンバー
「アマニコ アウトリガーカヌー」チーム(白畑瞬キャプテン)10人は28日、6人乗りのアウトリガーカヌーを使用して奄美市名瀬の朝仁海岸―大和村国直海岸―同村今里海岸―宇検村宇検の船越(ふなし)海岸―瀬戸内町西古見海岸―宇検村屋鈍海岸を目指すカヌー航海に挑戦した。屋鈍で一泊した後、29日には西古見を除いたカヌー航海に挑戦し、名瀬の朝仁海岸に到着した。チームは白畑キャプテン(36)を除き、交代で6人乗りカヌーに乗り、2日間合計で往復約105㌔をこいだ。
白畑キャプテンらによると、今年8月28日に出発計画していた奄美(朝仁海岸)―宝島間を6人乗りカヌーで目指す「宝島チャレンジ」が、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止を余儀なくされた。
「宝島チャレンジ」計画に向けて今年4月から朝仁海岸で週4回、朝1時間練習(朝仁海岸―大浜間)を重ねてきたが、中止となった。
今回の28、29日に実施した「アマニコ アウトリガーカヌー」チーム10人による2日間の挑戦は、4月からの練習の成果を試す目的で実施した。
メンバー10人は、男性9人、女性1人。最高齢は60代、最年少は20代。白畑キャプテンが6人乗りカヌーの最後尾に乗り、パドルをこぎ、かじ取りも担当した。残る5人は交代でカヌーに乗り、パドルをこいだ。28日は約60㌔、29日は約45㌔こいだという。
「潮が良く、1日目は約60㌔こげた。カヌーを止めないように1人ずつ交代で水分補給した。海上は風が通り、暑さはさほど影響がなかった」「朝仁海岸での朝の練習でチームの結束力が高まった。今回は1日で約60㌔をこぐことができ、参加者の自信につながったと思う。いい経験ができた」(白畑キャプテン)。