龍郷町活性化でプレゼン

地域活性化アイデアコンテストでプレゼンテーションする高校生ら

高校生ら 地域の文化、観光に一役

 龍郷町は3日、2021年度地域活性化アイデアコンテスト実行委員会を開いた。高校生2組が同町の現状、課題をデータを活用して分析し、高校生の視点で同町の未来をスライドを使ってプレゼンテーションした。

 この日は新型コロナウイルス感染拡大を考慮、規模を縮小して行われ実行委員会は4人が参加。田中基次実行委員長はプレゼンテーションを前に「改善点、工夫をアドバイスし、地域経済、元気を発信するチャンス」とあいさつ。

 奄美高校商業クラブは、つむいでいこう「文化の町、龍郷町!」をテーマにプレゼンテーション。大島紬と文化にふれあう旅を40代以上の夫婦二人旅をターゲットに設定した。

 Nexusは、「たつGOつなGOラリー」「たつGOから元気を発信」をスマートフォンを活用して同町の魅力を発信。ポイントゲットなど説明した。

 委員らは「聞きやすく楽しめた」「内容をまとめている」「仕組みづくりの視点が良い」などの意見がそれぞれ挙がり、同町の問題、改善点を追求した。

 竹田泰典町長は「龍郷町をテーマにした素晴らしいアイデアの提言に感謝」と述べ、「町民と一緒になって取り組んでいく」と語った。

 奄美高校商業クラブの平未空さん(2年)は「夏休みを利用して約1カ月、龍郷町に足を運び取材。施設見学や調査して色々なことが分かった。大変だったが協力してプレゼンがまとまった」と話した。

 2組は21年度かごしまを元気にする学生政策アイデアコンテストに応募予定。募集締め切りは15日まで。