珍芸「アフロパイン?」

 

さりげなく話題を提供している「アフロヘア―パイン」と岸さん夫妻=4日、徳之島町亀津(南原)

徳之島町 無人販売所で笑顔誘う

 〇…徳之島町亀津南原の風光明媚(び)な臨海ラインの県道沿いの小さな無人販売ボックス。「アフロヘア―パイン?」とでも自己主張したかのような個性豊かなパイナップルが飾られていた。ゆとり運転のドライバーたちは思わず二度見するなど、心を和ませている。

 〇…話題を提供しているのは同地の農業岸範繁さん(79)・ケイ子さん(77)夫妻。「趣味でパイン栽培を始めて7、8年。島産の完熟パインは甘くて香りもつよく人気が高い。でもこんなヘンな形は初めて」。大きさは縦が約40㌢、幅約30㌢。それも2株が〝珍芸〟を披露。友人の焼き鳥店でも展示中とか。

 ○…範繁さんは建設会社を定年後、健康と生きがいづくりにパインをはじめドラゴンフルーツ、島バナナ、マンゴーなどを栽培。丹精込めた地場産のこれら完熟フルーツは無人販売ボックスへ。京都と千葉に住む子どもら家族にも「島の香り」を届けて喜ばれ、励みにもなっている。

 〇…奇抜すぎる個性を主張してきた〝アフロパイン〟については、「知り合いからは『ぜひ、おもしろ画像に提供すべきだ』の声も。画像転送は苦手なので、新聞に載ったら子どもたちにも連絡します」とニッコリ。