奄美関連は6市町9人

新型コロナ 県内53人感染、2人死亡

 県は8日、新型コロナウイルスの感染者を新たに53人確認したと発表した。奄美関係は奄美市4人を含む6市町9人の新たな感染を確認。クラスター(感染者集団)関連は奄美中央病院2人、徳之島徳洲会病院2人で累計はそれぞれ76人、77人になった。

 奄美関連は、奄美市は20代~90歳以上の男女4人、瀬戸内町は20代女性1人、龍郷町は30代男性1人、喜界町は50代女性1人、天城町は80代女性1人、伊仙町は60代女性1人が新たに感染。瀬戸内町と90歳以上男性が奄美中央病院、天城町と伊仙町の感染者が徳之島徳洲会病院のクラスター関連。奄美市の30代男性と60代男性の計2人の感染経路がわかっていない。

 奄美市90歳以上男性1人の症状がわかっておらず、8人のうち1人に症状はなく、7人が発熱や倦怠感などの症状を訴えている。濃厚接触者は計6人で、感染者2人の接触者についてはさらに調査中。3人が医療機関に入院し、5人が自宅に待機している。

 また県は、新たに患者2人が亡くなったと発表。死亡者の累計は55人になった。

 この日は、鹿児島市26人、霧島市、南九州市、大崎町で各3人、鹿屋市、曽於市、南さつま市、姶良市で各2人などの新規感染者を確認した。

 県内の累計患者数は8651人で、7日現在317人が医療機関に入院しており、うち5人が重症で80人が中等症。宿泊施設の入所者は240人で、129人が自宅待機となっている。