奄美大島と徳之島で計10人

県内感染59人、クラスター2件発生
新型コロナ

 県は10日、新型コロナウイルスの感染者を新たに59人確認したと発表した。奄美関連は、奄美市の7人など4市町で10人。うちクラスター(感染者集団)関連は、同市の奄美中央病院1人、徳之島町の徳之島徳洲会病院2人。両病院の感染者の累計はそれぞれ80人と79人となった。また、県は同日、曽於市の児童施設で11人、鹿屋市の医療機関で12人が感染する新たなクラスターの発生を発表した。県内の死者は1人増え、57人となった。

 奄美関連の感染者は、▽奄美市7人(20代~90歳以上男女)▽瀬戸内町1人(30代男性)▽徳之島町1人(90歳以上女性)▽伊仙町1人(90歳以上女性)。奄美市の1人は奄美中央病院のクラスター。徳之島町と伊仙町の感染者は徳之島徳洲会病院のクラスターだった。

 奄美関連のほかに感染が確認されたのは、鹿児島市26人、鹿屋市10人、曽於市5人、霧島市3人、姶良市2人、志布志市、大崎町、肝付町が各1人。

 県確認の33人のうち感染経路が不明なのは、奄美市の3人と瀬戸内町の1人を含む5人となっている。

 県内の累計感染者数は計8760人。9日現在、289人(前日比17人減)が医療機関に入院、うち重症者は5人。宿泊施設の療養者は214人(同8人減)。自宅待機者は109人(同2人減)となった。