雨天はねのけ〝大和っ子〟奮闘

最後の競技、紅白対抗全員リレーでバトンを渡す生徒ら
応援の部で優勝した白団の演武

大和中学校 地域、保護者に感謝

大和村立大和中学校(抜水茂樹校長・生徒30人)の「第11回体育大会」が12日、同校グラウンドで開かれた。時折激しい雨が降るあいにくの天候の中、村独自のシマ口ラジオ体操で準備運動を行い、紅白の副団長によるエール交換でプログラムはスタートした。学年別100㍍走、800㍍走、応援合戦、紅白対抗全員リレーなど8種目で健脚を競った。

「大会スローガンは『力戦奮闘』~全力を尽くし仲間とともに勝利の道へ~」。

今年度も新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、プログラムを縮小し、参加者にも感染防止対策を呼び掛けて開催した。

開会式で、生徒会長の元山漣さん(3年)が生徒代表で「一生懸命練習した成果を発揮し、仲間や先生たちに感謝」と宣誓した。

応援合戦では紅白それぞれ「活火激発」「雪中松柏」のスローガンを掲げ、夏休み期間中も練習を重ねた演武を披露し、観客から大きな拍手を浴びた。

紅団の白石輪団長(3年)は「少し緊張してミスをしてしまった。怖かった。コロナ禍で少し暗い中、明るくなってほしい」。白団の前田愛璃団長(3年)は「みんな十分に練習の成果を発揮した。今年は競技、応援のダブルで優勝したい。精いっぱいやった」と、それぞれミスは悔しいけど頑張ったと話した。

最後の「エピローグ11」では、紅白の団長が、「私たちの村、地域、保護者に感謝。私たちの未来のために、一人ひとりのために温かく見守ってほしい」と力強く涙ながらに語り、観客から盛大な拍手が起こりプログラムは終了した。