カリブ海地域風の料理を味わう子ども達=和泊小学校=
和泊町内の小中学校で振る舞われる
ドミニカ国のホストタウン
【沖永良部】東京五輪・パラリンピックでドミニカ国のホストタウンとなっている和泊町内の小中学校で15日、カリブ海地域風の料理が給食で振る舞われた。子ども達は、ハーブの香りを楽しみながら異国の食文化について理解を深めた。
カリブ海地域5カ国のホストタウンとなっている徳之島(徳之島町、天城町)、沖永良部島(和泊町、知名町)、与論島(与論町)による東京オリパラホストタウン5町連携事業の一環。各町の役場と給食センターで献立を考えた。
この日は、ハーブを効かせた鶏肉料理「シチューチキン」や粘り気のあるオクラなどの野菜を使った「カラルースープ」、サツマイモの「カリブ風サラダ」が並んだ。
和泊小学校では、栄養士の城戸内麻子教諭が各教室を回り、カリブ海地域の食文化について説明。「チキンにはタイムという香草を使っている。いつもの給食とは違う味を楽しんでほしい」と呼び掛けた。
5年生の芋高栄斗さん(10)は「別の国の料理を味わえて良かった」。中野優羽さん(11)は「チキンを食べた後、口の中がさわやかな感じになった。おいしかったけど、不思議」と笑顔で話した。