児童代表の高橋くんと早川さんが手渡す手紙をポストの前で公開
高齢者の玄関前でお礼の握手を求められた
大和小学校児童代表がお届け
「いつまでもお元気で」
大和村立大和小学校(新村篤校長・児童数27人)は15日、敬老の日を前に地域に住む高齢者に「お手紙プレゼント」を企画。この日は思勝集落の高齢者に、1年生代表の高橋龍和くんと早川さくらさんの児童2人が代表で出向き、手紙をプレゼントした。
同村は、高齢化率が高いことや新型コロナウイルス感染症の影響で、地域とのふれあいが少ないこと、運動会も参加人数を制限するなどの対応であることから、新村校長自ら企画した。
新村校長は「敬老会もなく、学校行事にも参加できない気持ちをくみ、子どもたちの心のこもった手紙を読んでもらい、少しでも元気になってくれたら」との思いを語った。
プレゼントの内容は、全校児童の写真、児童一人ひとりが書いた手紙と「祝敬老 いつまでもお元気でお過ごしください。また、コロナが収束しましたら、大和小へお越しください」との新村校長からのメッセージが添えられ、思勝集落の高齢者の各家5件を訪ねた。
児童代表が手紙を手渡すと、受け取った高齢者の全員が笑顔になり、中には深々と児童に頭を下げ、手を取って握手をする高齢者もいた。高橋くんと早川さんは「喜んでもらった。よかった」と汗を拭きながら喜んでいた。