村の発展に役立てて

伊集院村長に目録を手渡す里見社長(中央)と小川支店長(左)

里見海運産業と鹿銀 大和村に寄付
SDGs私募債を活用

額に応じて指定団体に寄付をする「SDGs私募債」を活用して、大和村役場に10万円を寄付した。寄付金は村 の地域発展、貢献に充てられるという。

 この日、里見社長と鹿児島銀行の小川修大島支店長が同村役場を訪れ、伊集院幼村長に目録を手渡した。

 SDGsは持続可能な地域社会を目指す国連の開発目標。貧困解消や海洋資源の保全など17項目が掲げられている。

 同行はSDGsに取り組む事業者の資金調達ニーズに応え、発行金額の0・2%を指定する団体などに対し寄付・寄贈を行う「かぎんSDGs推進私募債(愛称しぼどん)」を2019年にスタートさせた。

 里見海運産業は5千万円を発行(今年8月31日)し、設備投資などで資金活用するという。

 伊集院村長は「地域の発展のために有効活用したい」と述べた。

 里見社長は、同行が進める環境や福祉、文化などの分野での地域貢献方針に理解を示し、「大和村にはルーツがあり、以前、事業で人手が足りない時、支援、応援をしてもらった。村に貢献、恩返しがしたいと思っていた。創業100周年に向けて継続して地域貢献し、村と一緒に発展したい」と話した。