沖永良部花き専門農協「日本秋祭in香港」で展示

出発式に参加した花き農家ら=和泊町=

沖永良部花き専門農協 「日本秋祭in香港」で展示

 【沖永良部】沖永良部花き専門農協(三島生康組合長)は18日、今月23日に開催される「日本秋祭in香港」で使われる花き類の出発式を行った。商品は19日、上りの船便で出荷後、21日に福岡から空路、香港へ届けられる。

 イベントは香港の日本領事館が主催し、その会場に鹿児島県と宮崎県の花を展示する予定。今年3月、鹿児島、宮崎、熊本の3県による「南九州花き輸出プロジェクト」で、地元産花き類を香港に輸出したことがきっかけとなり実現した。今回は、日本食材などを海外に輸出するゼンフーズジャパン㈱が商品を全て買い取る。

 イベントに向けて専門農協は、クルクマ(ピンクとグリーンの2種類合わせて)160本、ソリダゴ200本を準備した。

 出発式には島内の花き農家ら7人が参加し、販路拡大に期待を込めた。
 三島組合長は「えらぶの花の良さに商社が気付いてくれた。海外輸出に向けて一歩ずつ進めていきたい」と話した。

 和泊町役場経済課の清水誠さんは「関係機関と連携していく中で、商談会などにも積極的に参加し、地元の花の魅力をPRしていきたい」と語った。