伊仙町長選

一騎打ち再戦へ、現職と新人の2陣営が出席した伊仙町長選立候補予定者説明会=24日午前、町選管会議室

一騎打ち再戦へ
遺産登録で注目、公正選挙を 説明会に2陣営

【徳之島】伊仙町選挙管理委員会(嶺津太郎委員長)は24日、任期満了(10月30日)に伴い同月12日告示・17日投開票される同町長選挙への立候補予定者説明会を開いた。6期目続投を目指す現職の大久保明氏(67)=伊仙=と元副町長で新人の伊喜功氏(67)=犬田布=の2陣営関係者のみが出席。前回選と同顔同士による〝一騎打ち再戦〟路線を裏付けた。

 町選管会議室(役場内)であり、新型コロナウイルス感染症対策で各陣営2人の出席を要請。町選管の嶺委員長は「選挙騒動のないきれいな選挙。『候補者の心得』などをよくご覧になって法令・規則を順守、違反のない公正な選挙にご協力を」と求めた。

 また、徳之島署・同町長選違反取締本部の菊永賢志生活安全刑事課長が、選挙違反取り締まりの目的や違反の形態などを解説。文書掲示や頒布事例も含め「(公選法違反など)警告を無視する悪質な事案は投票日前でも検挙する厳しい姿勢で臨みたい」。さらに「世界自然遺産登録で国内外が注目、公正な選挙を」と協力を求めた。

 続いて郵便局側が選挙運動のための通常はがき(選挙はがき)の取り扱いを、選管側が立候補届けの手続きなど「候補者の心得」を解説。開票所内への各陣営代表の傍聴人については新型コロナ対策で2~3人ずつに制限し、途中交代不可とする方針案も示した。

 立候補届けの受け付けは10月12日午前8時半~午後5時まで町選管会議室。期日前投票(13日~16日、会場同)をはさみ、17日午前7時~午後6時まで町内計8投票所で一斉に投票、午後8時から町中央公民館ホールで即日開票される。

 9月1日現在の選挙人名簿登録者数は5280人(男2700人、女2580人)。