上城小で稲刈り

刈り取った稲を束ねる子ども達=知名町=

お年寄りと一緒に作業
「おなかいっぱい食べたい」

【沖永良部】知名町立上城小学校(松山淳校長)の全校児童17人が29日、小学校近くの田んぼで稲刈りを体験した。地元のお年寄りらに刈り取りのコツを教えてもらいながら、作業に汗を流した。

郷土について知ろうと、老人会と協力して毎年稲作りをしている。6月にもち米の苗を植え付けた。

稲を刈り取った後、子ども達は稲わらで束ねる作業にも挑戦。「うまく出来ない」とつぶやくと、一緒に作業していたお年寄りが「こうやるんだよ」と、慣れた手つきで見本を見せていた。

老人会の園田岩雄さん(70)は「台風の心配をしていたが、上場の出来になった」と笑顔。

5年生の西田龍樹さん(11)は「おもちにして、おなかいっぱい食べたい」と話した。

10月に脱穀、11月にもちつきを予定している。