環境に配慮した町へ

制作したポロシャツを着る役場と関係事業所の職員ら=知名町=

10月1日は「浄化槽の日」
ポロシャツで接続率アップ図る 知名町

 【沖永良部】10月1日の「浄化槽の日」にちなみ、知名町役場職員がポロシャツを制作した。環境に配慮した町を目指し、合併浄化槽等への接続率アップを図るのが狙い。

 同町耕地課によると、町の下水道接続率は約70%で、接続されていない場所では生活排水が側溝等にそのまま流れ、環境汚染の原因になっている事案も出ているという。

 ポロシャツのデザインは、耕地課の職員が考えた。左胸に付けたサトウキビとウミガメをあしらったマークには、下水処理施設によって島の環境が守られていることや、施設から出た汚泥が農業用肥料として使われていることを知ってもらいたいとの思いを込めた。

 背面には、下水道事業を担う公共下水道事業と農業集落排水事業、合併浄化槽事業の3事業の供用開始年度を入れた。このほか、マンホールカードの図柄と町を支える下水道を表したイラストも加えた。

 役場耕地課と建設課の職員32人が業務中に着用し、下水道に関する啓発活動に役立てる。

 耕地課の村上憲吾さんは「下水道は町を支える縁の下の力持ちのような存在。環境保全のためにも接続率を100%にしたい」と話した。