買い物客らに啓発グッズを手渡すリボンズクラブスマイルハート会の会員ら
街頭でピンクリボン運動
リボンズクラブスマイルハート会員
乳がん経験者でつくる「リボンズクラブスマイルハート会」(松山さおり代表)は3日、乳がん撲滅へ早期発見・治療を啓発する「ピンクリボン運動」の街頭キャンペーンを龍郷町のビッグツーで展開した。会員らは、女性に限らずパートナーの男性や家族みんなで乳がんを理解してもらおうと、店舗を訪れた買い物客らに啓発グッズを手渡した。
ピンクリボン運動(10月)は、乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の受診を推進することを目的に行われる世界規模の啓発キャンペーン。1980年代にアメリカで始まり、そのシンボルとしてピンクリボンが使われている。
この日は、自己検診のためのチェック方法が書かれたティッシュ150個と、ピンクリボンが添えられたあめ玉360個を用意。会員らは店舗の出入り口に立って、買い物客らにグッズを配布。「いまや乳がんは9人に一人」「定期的な検診受診を」など声を掛けながら、老若男女に啓発した。
男女3人で買い物に訪れた学生は「乳がんは知っていたけどあまり関心がなかった。関心を持っていきたい」と笑顔。同町在住の40代夫婦は「検診をと思いつつもできていない。これを機に考えなければ」などと話した。
松山代表は「(女性に身近な疾患も)男性でも理解される人は多かったと思う。子どもたちも含めて家族などみんなで一緒に考えていけるよう(活動に)取り組んでいきたい」と話した。
今後は奄美市役所(4日午後1時~)、笠利総合支所(19日午前10時~)などでも配布を予定している。