市民交流センター供用開始

図書コーナーで絵本を借りる藤井さん家族

たくさんの市民が来館

 市民交流センター(奄美市名瀬柳町)の供用開始から2日目。6日、午前10時には約20~30人の来館者が同施設の見学に訪れていた。新型コロナウイルスの感染防止対策として、入口にはアルコール消毒液が3カ所に設置されている。

 1階の「マチナカリビング」は、解放感のある図書・学習コーナーを備え、地域住民や観光客など様々な人が集まり、憩い触れ合う場になっている。図書コーナーには蔵書約1万冊、学習コーナーには12席が設置されている。また、催し物やコンサートなどに使用する、354席の「マチナカホール」の緞帳には、田中一村画の「奄美の海に蘇鉄とアダン」が使用され、見学に訪れた人たちからはため息が漏れていた。

 2階は授乳室と親子室・マチナカホールの2階入り口。3階は工芸室と大中小の多目的室になっている。

 同センターによると、初日の施設利用状況は、1階ホールの「マチナカリビング」が592人、「図書コーナー」が345人の順に利用者が多かったそうだ。

 石橋町の藤井亜如乃さん(39)は2人の子ども(長男5歳、長女3歳)と来館し、図書コーナーで絵本や紙芝居の本を10冊借り、「館内はきれいで解放感があり、図書コーナーもリラックスして本が読める」と話した。

 旧名瀬公民館で将棋講座を受講していた、浜里町の田中良一さん(75)は「8月・9月はコロナの影響で講座は中止になったが、今月はここの3階の多目的室で受講できるので楽しみだ」と話した。

 同施設の開館時間は午前9時~午後9時まで。駐車場は47台。第3月曜日が休館日になっている。問い合わせは電話0997(52)1816市民交流センターまで。