世界の持続可能観光地TOP100選

持続可能な観光地「TOP100選」を発表したグリーン・デスティネーションズウェブサイト

奄美大島、与論が選出
「これまでの取り組み評価」

 奄美大島、与論島は6日、持続可能な観光地の国際的な認証団体「グリーン・デスティネーションズ」(オランダ)の表彰制度・2021年の「TOP100選」に初選出された。毎年選定しており、今年で7回目。関係者らは「これまでの取り組みが評価された」と喜びの声を上げている。

 グリーン・デスティネーションズは、世界持続可能観光協議会が設置する持続可能な観光国際指標の国際認証団体の一つで、日本国内からは阿蘇市、釜石市、京都市など12カ所が選出。入選地域は専用ウェブサイト「グッド・トラベル・ガイド」上で活動などが詳しく紹介され、広く世界に発信される。

 選考は、取り組んだ観光地側がレポートを提出。観光庁から「日本版持続可能な観光ガイドライン」のモデル地区に選定されている「あまみ大島観光物産連盟」(有村修一会長)、「ヨロン島観光協会」(山下哲博会長)がエントリーした。

 奄美大島は「環境文化型国立公園(唄う島)」をテーマに、登録・認定のエコツアーガイドシステムを確立し、観光客への案内や地域住民の周知徹底を行った結果、野生生物の影響が最小限に改善されたことが評価。与論島は「人がくればくるほどきれいになる島」として、官民協力のごみ拾いやサンゴ礁保全に加え、観光客も参加しやすい環境づくりに努めたことが認められた。

 同観光物産連盟の有村会長は「世界自然遺産登録を目指す過程で、国、県、自治体、民間が一丸となって取り組んできた証左。その結果、国際指標をクリアしていることが認められて大変喜ばしい」と述べ、同観光協会の町岡安博事務局長は「うれしいことだが、これからもしっかりと活動を維持していくことが大事。世界的な認証に見合うよう取り組みを継続していきたい」と話した。