珍しい「宇宙いも」味わって

地元市場に出荷された「宇宙いも」

育ったムカゴは、その形から宙に浮いた隕石のよう

名瀬中央青果に入荷
大和村福元盆地で栽培

 奄美市の地元市場・名瀬中央青果㈱に7日、珍しい食材が入荷した。まるで隕石のような形をしたヤマイモ科の植物(東南アジア原産)で「宇宙いも」(エアーポテト)と呼ばれる。さっそく地元の小売業者がセリ落としたが、生産者は「あまり知られていない『宇宙いも』を味わって」とPRしている。

 生産し出荷したのは大和村の永田真理子さん(52)。専門業者からネットで種苗を取り寄せ、実家が所有する福元盆地内にある畑に種をまいたのが今年5月。仕立て、水やり、追肥とった栽培に取り組んだところツルが伸び、葉の下にムカゴが実りどんどん大きくなったが、その形から「まるで宙に浮いた隕石のように見える」と永田さん。

 半年弱で収穫期を迎え、永田さんは手のひらサイズまで育ったムカゴを収穫、6日、7㌔を地元市場に出した。自然に落下するが、土の上に落ちた状態は避け、直接収穫。さわったらすぐにとれたという。今月いっぱい収穫できる見通し。永田さんは「鹿児島本土に行った際、青果店などを回り珍しいイモを見つけるのを楽しみにしてきた。『宇宙いも』もほとんど知られていないだけに栽培しようと思った。市場での反応を見て今後の生産を考えていきたい」と語る。

 市場への出荷にあたっては「宇宙いも」の特性、調理例を示した写真付きの印刷物を添えた。ポテトサラダ、肉じゃが、薄くスライスしてのポテトチップスなどがお薦めで、食感はジャガイモのように甘くホクホクしているという。