天城町 観光PRドラマが完成

天城町観光PRドラマ「ねお、町長になる」の先行上映会=6日、同町防災センター

町長ら町民も熱演
8日からweb公開

 【徳之島】天城町観光PRドラマ『ねお、町長になる~徳之島の天城町をバズらせろ!~』(南日本放送・太陽企画制作)が完成。8日からのインターネット動画共用サイト公開を前に6日夜、町民向けの先行上映会イベントが同町防災センターであった。森田弘光町長ら町民多数も出演しており、はまり役の名演技で会場をわかせた。

 同町の町制施行60周年記念および、奄美・徳之島などの世界自然遺産登録で期待される観光需要の喚起などが目的。webドラマを通じて町の魅力を最大限にPRしようと町民ぐるみで昨年から制作に取り組んだ。

 主演は、鹿児島県出身でSNS(会員交流サイト)の総フォロワー数が480万人超の人気インフルエンサー「ねお」さん。都会暮らしの彼女がひょんなことから天城町の1日町長を務めたことをきっかけに、島民(役場職員)役の俳優草野航大さんとともに町の魅力を伝えるために「ハートキャッチャー」となって奮闘する。

 地元からは、ショッキングなお笑い?も添える森田町長本人、長いセリフつきの名演技で驚かせた祷清次郎総務課長をはじめ町職員、地元の高校生ら住民も多数出演。同町の自然や景観、温かさがあふれる人々の姿も伝える全6話(各3~5分)で構成した動画ストーリーだ。

 先行上映会は、地元出演者や一般住民など会場の半分約180人に入場制限してあった。森田町長はあいさつで「世界自然遺産登録はコロナ禍で効果の実感が薄く、他の自治体同様に少子高齢化・人口減少の課題にも直面。この観光PRドラマを通して天城町に関心を持つ人を一人でも増やし、小さくても新しい一歩に」とアピールした。

 同観光PRドラマは8日から「天城町公式YouTube(ユーチューブ)」で公開され、県内域のMBCテレビでも放送予定。町側は撮影ポイントの「天城町ハートキャッチMAP」を作成。作品のSNS投稿も呼び掛けている。