重点「道の駅」奄美大島住用 整備推進協

重点「道の駅」奄美大島住用整備推進協議会の第4回会議

本館リニューアル整備協を設立
企画提案に基づく実施方針承認

 2021年重点「道の駅」奄美大島住用整備推進協議会(東美佐夫会長、委員17人)が7日、奄美市住用総合支所で開かれた。第4回会議。「重点道の駅『奄美大島住用』~企画提案に基づく実施方針(案)」に関して事務局が説明し、委員からの質疑を受けた後、同実施方針を承認した。「委員から意見や要望が出た点については、事務局が検討し、修正していく」とした。終了後、本館のリニューアルについて具体的に協議していく「重点道の駅・マングローブ館リニューアル整備推進協議会」(東会長、委員・行政関係者13人)の設立を承認した。

 承認した「重点道の駅『奄美大島住用』~企画提案に基づく実施方針」の整備方針・計画(ハード整備)の中では、▽休憩機能(駐車場)=駐車場増設及びバス導線の改善については、整備完了した▽休憩機能(トイレ)=24時間開放の駐車場側トイレの洋式化を行う。また、カヌー乗り場のトイレ洋式化を検討する▽情報発信機能(観光情報)=観光案内板については、今後の観光情報の変化に柔軟に対応でき、24時間対応可能な情報提供手段として、本館入り口付近等の分かりやすい箇所に「QRコード」を設置することを検討したい。多言語表示板の整備についても、観光情報に関しては同様にQRコードにより提供できるよう検討し、館内図は施設リニューアルに合わせ更新する▽情報発信機能(道路交通情報)=災害等で通行止めとなった区間や、バス・船・飛行機の時刻表など地元住民や旅行者が必要とする情報を整備する―等の方針を示した。

 また、地域連携機能としての物販施設、レストラン、体験型レジャー(カヌーツーリング)、グラウンドゴルフ、ビデオシアター、展示コーナー、リュウキュウアユ(ふ化施設、ジオラマ水槽)の整備方針を示した。

 「道の駅第3ステージ」としては▽外国人観光案内所(カテゴリーⅡ)▽子育て支援(ベビーコーナー、おむつのばら売り)▽身体障がい者及び妊婦用屋根付き駐車場▽防災機能強化―の整備方針を示した。

 「取り組み方針(ソフト整備)」では、①インバウンド(外国人観光客)への対応②体験等観光メニューの充実・提供・雇用創出③世界自然遺産を見据えた取り組み―の具体的な実施内容、スケジュールを示している。

 このほか、「世界自然遺産センター(仮称)との連携」の対応を示した。

 出席者からさまざまな質問、意見が出た。