衆院選21 自民県連選対委

衆院選への対応について記者会見した森山会長(9日、鹿児島市)

 

選挙区と比例、全員当選目指す
比例九州ブロック 保岡氏の上位登録要請へ

 

 自民党県連(森山裕会長)は9日、鹿児島市のホテルで選挙対策常任委員会と県連執行部の合同会議を開いた。衆院選に向けた1~4区の各陣営の情勢などの報告があったほか、比例九州ブロックの単独候補となる新人の保岡宏武氏(48)の名簿順位について上位での登録を党本部に書面で要請することを確認した。

 会議は同党県選出の衆参両院国会議員や県議らが出席。冒頭にあった立候補予定者らのあいさつなどが公開された。2区に出馬予定の金子万寿夫氏(74)は「これまでにない大変厳しい戦いとなっているが、友好団体や県議、市議の皆さんの応援もいただきながら、最後まで全力で戦う。これからが勝負どころ」などと話した。保岡氏は「4選挙区全員が当選し、さらに5人目の国会議員として国政の場に送り出してもらえるようお願いしたい」などと述べた。

 協議は非公開で行われ、終了後、森山裕会長らが記者会見を行った。森山会長は「各選挙区とも厳しい選挙が予想されるが、互いに協力しながらしっかり戦い、全員が勝利できるようにしたい」と語った。

 また、比例九州ブロックの単独候補となる保岡氏については、前回選挙の惜敗率が九州でも最も高かったことや現職の宮路拓馬氏(比例九州)が1区から出馬することなどを踏まえ「当選可能な名簿順で登録できるよう党本部に要請する。政治の力でなく正しい理論が通る自民党でなければいけない」などと話した。