奄美市「デジタルの日イベント2021」

ドローンの使い方を教えてもらって上手に飛行させる子も

プログラミングを学ぶ子どもたち。飲み込みが早い

「やったことなくて、どきどきした」
プログラミングやドローン体験

奄美市は10日、「#デジタルを贈ろう~あなたもデジタルデビューしませんか?~」と銘打って、市民交流センター3階で「デジタルの日イベント2021」を開催。ドコモショップ名瀬店も協力してデジタル活用スマホ教室やドローン飛行体験などが行われ、老若男女が訪れた会場では、歓声や驚きの声があがっていた。

会場には、事前予約で申し込んだ年配者が、「デジタル活用スマホ教室」に参加。体験用スマホを使って、午前中は、電源の入れ方、ボタン操作等を学んでいた。参加者の久義一さん(85)は、「スマホは持っていないけど、子どもから孫やひ孫の写真が送られてくる。自分のスマホでパソコンに写真を入れたり、用語辞典を使えるようになりたくて、初めてやってきた」と、子どもにイベントのあることを知って訪れたと話した。

また、デジタル&loT(Internet of Things=モノのインターネットで何がどう変わるのか)体験では、こどもプログラミング体験教室、お仕事用ドローン飛行体験、奄美の自然バーチャルツアーVR(バーチャルリアリティー)動画体験、オンライン対戦型e-スポーツ体験などのコーナーが設けられ、多くの子どもや家族連れが、各体験を楽しんでいた。    

ドローンの飛行体験をしていた緒方柚葉さん(9)は、「やったことなくてどきどきした。教えてもらったからできた」と、触ることのないドローンにおっかなびっくり。妹の彩葉さん(7)も「難しかった。でもだんだん楽しくなってきた」と、喜んでいた。

奄美の海の中をダイビングするVRの画面に驚きの声や、e-スポーツコーナーには、子どもたちがマリオの車で、4人までオンライン対戦ができる体験が人気を集め、歓声があがっていた。

市役所デジタル活用相談室では、マイナンバーカード申請サポート、奄美市公式line友達登録&と使い方サポート、オンライン学習サービス「Schoo」登録&講座体験サポートなども行われた。 

同イベントは、今年創設された「デジタルの日」にちなみ、デジタルに触れ、使い方や楽しみ方を見つける年に一度のデジタル記念日。テーマは「#デジタルを贈ろう」。①祖父母にタブレット端末を贈る②子どもとプログラミング教室に行く③仕事なら業務のデジタル化にチャレンジ│など。

なじみのないデジタルを知り、触れる機会を周りの大切な人とつくり、楽しくより便利に。そんなみんなのアクションが日本の「人に優しいデジタル社会」を進めていくきっかけになればと初開催された。