市役所でPV観戦 大島高優勝に大歓声

PV観戦で大島高校野球部を応援する市役所職員と市民たち

「自信を持って挑んで」「後輩たちに感謝したい」

高校野球九州大会県予選で、大島高校が優勝した13日、奄美市役所では2階市民窓口のフロアーに臨時の観覧席が設置され、鹿児島放送(KKB)のインターネット中継映像のパブリックビューイング(PV)が行われた。大勢の市民らが詰めかけ、昼食時間には休憩中の市職員らも観覧。延長戦の末、サヨナラ勝ちが決まると、会場は大きな歓声に包まれた。

同市役所には大高野球部のOBが何人もいる。

2007年、夏の甲子園にアンパイアとして出場した三原裕樹さん(総務部長=59)は、「今までなし得なかった歴史的な日になった。自分をチームを信じて頑張った結果だと思う。OBの一人として心から祝福と感謝をささげたい。九州大会は鹿児島県代表として自信をもって挑んで欲しい。結果はついてくる!」と、興奮気味に後輩を激励した。

泊慶悟さん(税務課、主事補=25)は、2014年春のセンバツに出場した。現在、大高野球部外部コーチも務め、コーチ以外にも選手と指導者のパイプ的存在となっている。準決勝の劇的な勝利は大会が行われた球場で観戦していた。「選手たちはこの勝利で吹っ切れた。今日の決勝戦は表情を見るかぎりリラックスしてたように思う。ミスもあったが粘り強く頑張った。勝つことが大事。後輩たちに感謝したい」と話した。

林来寿さん(市教育委員会スポーツ推進課=24)は2014年、泊さんと共に甲子園に出場した。「決勝に行くだけでもすごいのに、優勝までしたことは歴史的だ。九州大会で2勝したら甲子園だ。頑張って欲しい」と後輩たちに期待を込めた。