字づくり懇談会で意見を交わす参加者ら=知名町正名字=(提供写真)
将来を見据え字づくり
【沖永良部】知名町正名字の将来について考える「字づくり懇談会」(同実行委員会主催)が1日、正名字生活館であった。地域住民35人が参加し、現在の字の状況や今後の課題について考えた。
将来を見据えた字づくりを行おうと、字の住民が主体となって開催。今年中に懇談会を全4回実施し、年明けに活動報告会を開く。参加は自由で、この日は20~80代までの住民が集まった。
最初に字の現状について説明があり、1971年に532人だった人口が、50年間で約200人減っていることを確認。その後、五つのグループに分かれて「字の課題」について話し合った結果、「少子高齢化が進んでいる」「農業の後継者がいない」などの意見が出た。
参加した正名字出身の役場職員、西真澄さん(27)は「自分の集落を知るきっかけになったし、幅広い年代の人がそれぞれの意見を出してくれた。もっと若い人にも懇談会に来てほしい」と話した。