伊仙町長選 6期目へ当選証書付与

嶺選管委員長から当選証書付与を受けた大久保明氏=18日午前、伊仙町役場

 

大久保氏「和を持ってノーサイドで」

 

 【徳之島】任期満了に伴い17日に投開票された伊仙町長選挙で連続6期目の当選を果たした現職の大久保明氏(67)に対する当選証書付与式が18日午前、同町役場の町議会委員会室であった。町選挙管理委員会の嶺津太郎委員長が「6期目の当選は20年間の実績の賜物だと思う」と祝福して晴れの当選証書を付与し、さらなる活躍に期待した。

 12日に告示された同町長選には、前回選(2017年10月)に続き現職の大久保氏と元副町長で新人の伊喜功氏(67)=いずれも無所属=の2人が立候補。町を二分する一騎打ち再戦の結果、大久保氏が400票差に広げて連続6期目の当選を果たした。

 大久保氏は同付与式後の会見で、「20年が長いとの批判もあったが、しっかりとした政治で地域を安定させてきたとの自負がある。400票差は過去の町長選ではありえなかったこと。多くの町民の方が理解をしてくれたと思う」。6期目に向けては「〝和をもってノーサイド〟でやっていかなければならない、との強い責任感も感じている」と述べ、表情を引き締めた。

 6期目任期は31日から始まる。ちなみに県内の在任中の市町村長では最長の任期となる。