サトウキビ優秀農家表彰

(前列右から)サトウキビ優秀農家を受賞した肥後安美さん、奥一利さん、榮完治さん

 

生産の部などで笠利町3農家が受賞
大島本島生産対策本部

 

 大島本島さとうきび生産対策本部(朝山毅本部長=奄美市長)は18日、奄美市役所市長室で2021年度(20年産)サトウキビ優秀農家の表彰式を行った。生産の部、単収の部、品質の部からそれぞれ1人ずつ受賞し、朝山本部長から表彰状が手渡された。

 同表彰は、市全域(約360農家)を対象とし、優秀なサトウキビ生産に関わった農家に贈られるもの。毎年同市の笠利農村環境改善センターで行われる「大島本島地区さとうきび振興大会」が、新型コロナウイルスの影響で中止」となり、今年は規模を縮小して市役所での開催となった

 受賞したのは、▽生産量の部・榮完治さん(61)笠利町節田(生産量1471・581㌧)▽単収の部・奥一利さん(70)笠利町節田(10A当り収量7・14㌧)▽品質の部・肥後安美さん(76)笠利町万屋(平均糖度15・80度)。

 朝山本部長は「サトウキビ生産は奄美大島の大切な産業だ。品質向上と活発な生産活動は、運送業など経済の普及効果にもつながる。去年今年と気象状況も良くない中での生産者の努力に対して、心から敬意と感謝を申します」と、受賞者への感謝を述べた。

 生産量の部で受賞した榮さんは、昨年も同賞と共に県からも表彰されている。「何回もこの賞を受賞し励みになっている。他の農家もぜひ頑張ってほしい。今年から後継者となる子ども3人が来てくれたので、畑の面積を増やす予定」と話した。