黒木校長から表彰状を受け取る武田主将=20日、同校校長室
自力で甲子園つかむ 伝統の優勝旗、離島へ
第149回九州地区高校野球大会鹿児島県予選で離島勢初の県制覇を果たした大島高校野球部の表彰式が20日、同校校長室であった。県高校野球史上初めて海を渡った優勝旗を前に武田涼雅主将(2年)は「『センバツ』を決められるよう頑張る」と決意を語った。
黒木哲二校長は「おめでとう。日頃の努力が表れた。決勝をスタンドから応援したが、しびれた。九州大会でも自分たちの野球を思いっきりしてほしい」と激励した。
武田主将は県予選を振り返り「準決勝の樟南戦が一番緊張した。決勝は延長戦、タイブレークを経験した自分たちが優位に立てた」と話し、「自力で甲子園を決めるため九州大会も優勝を目指す」と意気込みを示した。
12季ぶり3回目の出場となる九州大会は来春の選抜大会への出場権をかけ、11月6~12日に鹿児島市で開催される。